HOME >> ホームセキュリティーは日常から
ホームセキュリティーは、家の周りの防犯機能を高めればいいという話ではありませ
ん。日常の端々に渡って、油断をおこたってはいけません。
いくら玄関の鍵を二重や3重にしてセンサーをとりつけ、窓は高価な防犯ガラス、
庭には赤外線ライトを取り付けたとはいえ、あなたの生活がズボラで投げやりならば
あなたのプライバシーなどは筒抜けです。ドロボウは虎視眈々とあなたの家のスキ
を伺い、忍び込むチャンスをうかがっています。変質者やストーカーがあなたの情
報を盗み出すチャンスなどいくらでもあるのです。
以下で、日常生活でのホームセキュリティー、注意すべき点をお伝えしましょう。
自然界のか弱い虫は、体を「目」に似た模様で飾り、「目」を嫌う鳥から自身を守る
と申します。人間世界でも同じこと。宗教の勧誘に好まれる容貌だった私が髭を生や
したとたんに、彼らから好かれなくなりました。人間、結局は見た目です。
とにかく、見掛け倒しでもいいから自身を強く見せましょう。弱くみせてはいけません。
弱いならば、守護する者がいるように見せかけましょう。
これもホームセキュリティーのうちなのです。
一人暮らしの女性は、「一人暮らし」を悟られないようにしましょう。電話帳に電
話番号本名でのせるなどもってのほか。たちまち「女の一人暮らし」にあらぬ妄想を
抱くヤカラからの悪戯電話が絶えなくなります。留守番電話のメッセージは、「カワ
イイ声でオリジナルのメッセージ」を入れてはいけません。その声を聞きたいがため
何度も留守番電話にかける変態がいてもおかしくはありません。無味乾燥であっても、
電話備え付けのメッセージ音声を利用しましょう。
そして日常生活は「男と一緒に住んでる」ということを世間に知らせましょう。物干
しに男の服を吊るす、玄関に男物の傘や靴をそれとなく置いて、「自分は弱くない。
男の人が守ってくれている」ということをアピールするのです。
いくら男女同権とは申せ、体力面では圧倒的に女性が不利。「女一人でがんばってい
る!」と気丈に宣言することはマスコミには好印象をもたれても、悪意を持った人間
には違った意味で好印象を持たれてしまいます。
一番重要なのは「ゴミ」です。いくら「いらないもの」であっても、安易にクズかご
に投げ込んでゴミに出してしまってはいけません。ターゲットの家から出されるゴミ
を丹念に一ヶ月くらい集め、入念に分類していけば、その家、その家族のことは大抵
わかってしまいます。
レシートの中身から、経済状況、食べ物の好み、家族構成などなど。よく女性の一人
暮らしで「洗濯物に男の下着を混ぜる」「玄関に男の靴を置く」などして一人暮らし
と悟られないようにしている、という例がありますが、丹念にゴミを探索すれば
「カミソリや髭クリームを買った形跡が無い」「甘い菓子の袋ばかり。男が好む乾き
物のゴミが無い」などと、偽装がばれてしまいます。
反対に男の一人暮らしでも、「ゴミに生理用品にパンストが!女と同棲しているな!」
ということは充分にありえます。
ましてや携帯電話の明細、給料明細、電気などの公共料金・・・これらは本名に住所、
さらに電話番号などの重要事項が乗せられているため、ゴミに混ぜて出すなぞとんで
もないことです。最近はどこのコンビニにも置かれている引き出し機、この明細から
も、一切の重要事項を割り出すのは簡単なことです。
レシートならともかく、これら重要書類を処分する際は必ずシュレッダーを通すか、
火の用心をした上で焼き捨てるべきです。
そしてそれ以外のゴミも夜間にゴミ置き場に持って言ったりせず、時間が許す限り朝、
ゴミ収集車が見えたところでゴミ置き場に持ち込むことを心がけてください。
なにより、公共料金は通帳から自動引き落としにしてしまいましょう。
情報を外部に漏らさないことこそ、ホームセキュリティーです。
家の顔である「表札」。凝った人間は様々に手工を凝らし、奇をてらった表札を麗々
しく門や玄関に飾りつけます。しかしそれゆえに「ホームセキュリティー」の観点か
ら見れば危険なのです。
表札は「無味乾燥」を心がけてください。名字のみをしっかりした楷書や既製品の活
字であらわしてください。地方都市などに行けば、家族全員の名前からペットの名前、
さらに電話番号まで表札やポストに書き付けてある例が見られます。ペットの名前は
微笑ましいにせよ、電話番号まで書き付けるのは非常に危険です。空き巣が留守確認
のために電話をかけるのはよくやる手口ですし、おかしな勧誘電話がかかってこない
ともかぎりません。地方でもホームセキュリティーは万全にすべきです。
老人のみの家庭では、表札に名字のみ書くのが安全です。表札に「富蔵」「ヨネ」
「たけ子」など、いかにも年寄りの名前が書き記されていれば「抵抗できません」と
言っているようなものです。同じように、女性の一人暮らしの場合も名字のみ記す
か、家族の男性名を併記するのが安全です。
マンション郵便受けの表札、女性の一人暮らしの場合は「かわいい」ものを自慢げに
掲げている例がみられますが、これも危険。一人暮らしがすぐにバレてしまいます。
とにかく、情報をもらさないようにしましょう。
しかし神経質になるあまりマンションで表札を出さなければ、宅配業者が困ってしま
います。「名字のみ」「既製品の活字」「性別不明」。これがベストです。
美的センスのある人にとって、趣味よりホームセキュリティー優先は辛いかもしれま
せん。しかし大切なのは財産、そして命です。
のぞきなどは、実に簡単なことです。
あなたの部屋が一戸建てやマンションの低層階なら見下ろすのは簡単、曇りガラスに
したとしても、電灯をつけて窓から50cmの距離に立てば男女の区別や年恰好は
わかってしまいます。風呂場ののぞきとしてもイヤですし、ドロボウの下見だとし
たら大変です。すりガラスであったとしても、必ず分厚い布のカーテンを引きましょ
う。レースのカーテンのみでは、夜間電灯をともせばかなり遠くまで家の中が丸見え
です。女性としてはプライバシーの問題として苦痛になることうけあい。
かならず夜間は分厚い布のカーテンを引くのは言うまでもないとしても、昼間レースの
カーテンでは心もとありません。そこで、窓の外にすだれやヨシズの類を立てかける
ことをお勧めします。これならば適度に光が入り、外部からはのぞけず、何よりも
和風の雰囲気がよろしい。インテリアにもなるホームセキュリティーシステムです。
ただ、ヨシズは窓からあまり間隔をあけてはいけません。人が入れるほどの隙間があれば、
ドロボウが窓破りする際の隠れ場所になってしまいます。
郵便物を盗まれてはいけません。郵便物はその家の人間の職業、交友関係の広告塔
であります。
さらに郵送されてきた保険証などを盗まれようものなら、見に覚えの無
いカードローン地獄に見舞われる危険すらあるのです。あなた自身や家族が魅力的な
容貌の持ち主なら、性犯罪者が手紙を狙う危険もありえます。しかし肝心の郵便受け
に対するホームセキュリティーは実にお寒いのが現状です。この文章を書いている私
は以前ビラ配りのアルバイトをしていた経験がありますが、家の戸外に置かれている
ポストはあまりにも手紙が「盗み出しやすそう」な形状のものが大半であったことを
記憶しております。特にご主人が「日曜大工」で作ったような趣あふれる形状のもの
ほど、その傾向が強いのです。趣味よりもセキュリティー対策が重要です。
ポストは必ず「手を差し込みにくい」「鍵がかけられる」形状のものにしてください
。日曜大工で作れない場合は、おとなしく店で「金属製」のものを購入してください。
また、マンションやアパートの集合ポストでは、管理人不在であれば手紙を盗み出す
のはあまりにも簡単なこと。小さなアパートであれば、郵便局に頼んで部屋に直接配
達してもらいましょう。ある程度階があるマンションであれば、集合ポストに鍵をつ
けるのが大前提です。なお、つける鍵は数字合わせ錠ではなく、南京錠をお勧めしま
す。達人によっては、鍵の数字をいろいろ合わせ、微かな音で番号を判断してしまう
といいます。
そして最後に、不必要な手紙、封筒や宅配便の箱、伝票などは安易に捨てたりせず、
必ずシュレッダーにかけるか、焼き捨ててください。
ホームセキュリティーの要、鍵。
この鍵は絶対になくしてはいけません。もしなくしたのであっても、悪意のある人間
にあなたのものと悟られないようにしなくてはいけません。男女ともに、鍵は服のポ
ケットに入れて肌身離さず保持しましょう。鍵だけポケットに入れていればポケット
の布地を突き破り、落とす可能性もあるので、平べったくかさばらないようなキーホ
ルダーをつけておきましょう。一瞬たりとも肌から放してはいけません。旧式の鍵で
ある、左右にギザギザが刻まれた形式の「ディスクシリンダー」形式の鍵などは鍵の
実物が無くとも、「鍵の影をうつしたコピー用紙一枚」だけで合鍵が作れてしまいま
す。実際にある女性が一瞬のスキに鍵をもちだされてコピーされ、それをもとにした
合鍵で家に入り込まれた、という事例があります。
また、鍵にいろいろ「かわいい」キーホルダーなどつけていればかさばってポケットに
入りにくい上に、落としたときに瞬時に女持ちと悟られ、あらぬ妄想を持たれます。
「無味乾燥」こそが、ホームセキュリティーの心です。
携帯電話はその人の分身です。落として悪意ある人間に拾われたなら、自分自身はもと
より交友関係、職業、職場の関係、さらには秘密の愛人などまですべてばれてしまう。
下手をすれば人生を台無しにする恐れがあります。外出先では携帯電話を守り抜くのが、
ホームセキュリティーのこころです。
携帯電話は首から吊るすか、深みのある胸ポケットに入れましょう。浅い布地の服の
胸ポケットですと、かがんだ拍子に落として破損の恐れがあります。ズボンのポケッ
トに入れる場合は尻ポケットはやめましょう、破損の恐れがあります。
そしてつけるストラップは、革紐などの強靭な輪が望ましい。取り落とし防止になり
ますし、シンプルでかさ張らない。
よく若い女性が、携帯電話に大量のストラップやアクセサリーを賑やかにつけている
例が見受けられます。これだと落とした際にすぐに女持ちと知られ、怪しい欲望の
的になってしまいます。さらにかさ張るためにポケットに入らず、バッグに入れる
ことになってしまいますが、問題はこのバッグ。昨今の女性のバッグは口にファス
ナーが無く、容易に手が差し込めます。満員電車の中ならば、このようなバッグに
密かに手を差しこみ、携帯を盗み出すのは簡単です。
小物のホームセキュリティーは、「シンプル・イズ・ベスト」です。
一家全員での楽しい旅行。しかしあなたの家が留守だと知られたならば、何が起こる
でしょうか?長期の留守宅なぞ、ドロボウさんにとっては最良の仕事場です。留守と
悟られない、スキを見せないのもホームセキュリティー。
家を留守にするときには、昼間でも厚手のカーテンをきっちりしめるような人は、
今すぐにその習慣をやめるべきです。カーテンが閉まっていれば、ドロボウさんに
「今は居ないよ」といっているようなものです。
二、三日一家全員で家をあけるようなときは、かならず新聞販売店に新聞止め、郵便
局には局留めを頼みましょう。たまった新聞や郵便はあまりにも明らかな留守のシグ
ナルであり、留守宅のポストから郵便物を盗み出し、家の状況を探るのはあまりにも
簡単なこと。以前千葉県で「新聞屋に『留守止め』を頼んだら、その新聞屋にドロボ
ウに入られた」という事件がありましたが、このような悪徳新聞屋は滅多にいるもの
ではありません。雨戸は簡単にはずせるものであり、やはり留守のシグナルになって
しまいます。
さて、いくら新聞や郵便の留守止めをしても、ポストに投げ込まれる雑多なチラシま
では止められません。あなたがいつもポストの中身をきれいにさらうような人ならそ
れをやめ、ポストの中に常時チラシを残しておくようにしましょう。いつもポストに
チラシが二、三枚のこっていれば留守中に投げ込まれても差が出ず、ドロボウのほう
でも留守か在宅か混乱し、盗みに入れなくなってしまいます。
敵をあざむくのもホームセキュリティー!
ホームセキュリティーは、「暮らしの防犯」のこと。家に招かざる侵入者を呼び込ま
ないためのものです。侵入するものは営利、金銭目的のものとは限りません。
金銭は念頭に無く、自身の仕事も念頭に無く、ただ彼方に抱いた恨みゆえに付け狙うヤカラ
もいるのです。学業上、仕事上のライバル、商売敵、恋敵、さらには仕事上のミスを
激しく叱りつけた部下だったり、圧迫面接の末に落とした就職活動中の学生だったり、
態度が悪いと文句を言った居酒屋のアルバイト・・・あげくは小学校時代いじめた相
手があなたの今の幸せな生活をねたんで、などということもありえます。彼らにあな
たの仕事や家庭をメチャクチャにされない、という保障はないのです。
この世の中で生きていくためにはどうしても競争があり、勝者と敗者が出来るのは仕
方がありません。仕事の上で人をしかることも必要です。しかし恨みや妬みを買って
はいけません。叱った後でフォローするなり、落ち込むライバルには他の方向を提案
するなど、人間しての度量を見せてあげてください。作る必要の無い敵をつくること
ほど、恐ろしいことはないのです。
ホリエモンの凋落ぶりと、世間の目をご存知でしょう?
ホームセキュリティーで大切なのは、人間関係、交友関係です。
初対面でなれなれしい人間は、信用してはいけません。
このような人間は何らかの利益をもとめて、あなたに接近してくるものです。嫌われ
者が仲間を求めてくる、というのならまだいいほう。子分を欲しがっているような人
間のクズや、宗教の勧誘、マルチ商売の勧誘・・・大抵は係わり合いになりたくない
ような場合がほとんどです。なれなれしく近づいた上で取り入り、あなたを利用する
のです。
「人を疑っちゃいけないよ。その人はいい人だよ」と思うならば、その人があなた以外
の人にも社交的か調べてください。誰にでも優しいなら、いい人と判断してもいいでし
ょう。しかしあなただけになれなれしいなら、疑ってかかるべきです。それとなく距離
を置き続け、一切のかかわりを絶つほうが賢明です。
人を家や部屋に呼ぶときには、同性異性かかわらず完全に信用してからにしましょう。
それも最初は同性同士、あるいは男女取り混ぜて何人か集団で呼ぶのがベストです。
その中にあなたの財産をくすねるようなヤカラがいても、集団であれば周りの目が怖く
、大それた行動はできないもの。二人きりになるような状態は、付き合いが長くなっ
て完全に心根を見極めてからにしましょう。もしも最初に記したようななれなれしい人
間をうっかり部屋に入れようものなら、部屋中ひっくり返されて大変なことになります
もしもあなたが女性で、相手が男性ならば、貞操の保障もできかねます。
友達の見極めも、つねにホームセキュリティの心を念頭に置いてください。
いくら戸口や窓のホームセキュリティーを厳重にしたとて、あなたのお部屋は外界に
筒抜けです。電話線、そしてインターネットの回線を通して。あなたはこの線から、
日々プライバシーをさらけ出している、としたらどうしましょうか。
ブログを運営しているような人は、ブログの自己紹介を詳細にしてはいけません。特
に女性は本名や顔写真をさらすのはもってのほか。自宅窓からうつした写真や、勤務
先、すべてのプライバシーはなるべくさらさないようにするのが賢明です。
そして日記は、つまらないようでも当たり障りのないことを書くように心がけてください。過
激な政治思想や民族思想、つまらないケンカの武勇伝、さらに「特定の悩める人々」
の気にさわるようなことを書かないこと。「2ちゃんねる」のような匿名掲示板とは
ことなり、ブログやミクシィなどは本人特定が割合簡単なのです。「参加コミュ」の
生年、出身小学校、中学校、高校の経歴をたどり、さらに誕生日を調べる。クラスの
学級文集などを大切に保管している人などはいくらでもいますから、これらを照らし
合わせて本人を特定するのは簡単です。
もしあなたが日記などで過激なことを書いて、それに憤った多数のユーザーによって
あなたのページが「炎上」に近い状態になる。それを見たあなたの正体を知り、なお
かつあなたをよく思わない者があなたの本名や住所をバラしたら・・・無言電話や
窓への投石、さらには一種の「正義感」に酔ったヤカラに、あなたが襲撃されないと
も限らないのです。ブログやミクシィに書いたつまらない意見や武勇伝のために
人生の破滅につながった例はいくらでもあります。
あなたがどうしても過激なことを書きたい、というならば、自身のプライバシーは
極力さらさないようにするのが賢明です。ミクシィの本名欄は、「偽名」でも一向に
かまわないのですから。
ネット社会は、全世界があなたを見つめることも可能なのです。
他人のプライバシーにはかかわらないのが現代人。都会では周囲の人間と口なぞ聞か
なくとも、平気で生活できます。しかしいざと言う時、一番最初に助けになるのは、
近所の人にほかなりません。新しい街に越してきたら、隣近所にあいさつ回りに行
くのは当然のこと。以後も顔を合わせれば挨拶を交わし、旅行に出かければみやげ物
を渡すなど、良好な関係を保ってください。お互いにいい印象を持ち、相手の家族構
成を把握していれば、留守中の侵入者に気がついて通報してくれるでしょう。いざと言うときの逃げ込み場所にもなるでしょう。
もちろん、近所の人に災難が降りかかれば、あなたが助ける番です。人間こそ、最大のホームセキュリティーシステムです。
マンションやアパートなど、狭い空間で沢山の人間がひしめいて暮らすような場合
はさらに隣近所との関係を良好に保ってください。アパートなどの場合は騒音などで
どうしても隣近所のトラブルが発生しがちです。音楽活動をしていたり、友人が多か
ったり、幼児を抱えているなど、どうしても騒音が出てしまう住人はとにかく近隣の
部屋に対して気を使うべきです。近所から騒音で苦情を言われ、「あんたには関係な
い」「子供はうるさくて当たり前。子供のいないあなたにはわからないだろ」などと
タンカを切るなぞ持ってのほかです。その人と絶縁状態になるのはともかく、いざと
いう時に「関係ないと言ったのはあんただろ」などと、助けてくれるはずがありませ
ん。
反対に近所の人が災難に巻き込まれたときは、「あの部屋はうちを嫌っていた。きっ
とあいつらの差し金にちがいない!」などと有らぬ噂を立てられることもありえます。
「遠くの親戚より近くの他人」これが真実です。近くのホームセキュリティーシステ
ム、機械しか信用できない、というのは悲しいではありませんか。