表札にはご用心
家の顔である「表札」。凝った人間は様々に手工を凝らし、奇をてらった表札を麗々
しく門や玄関に飾りつけます。しかしそれゆえに「ホームセキュリティー」の観点か
ら見れば危険なのです。
表札は「無味乾燥」を心がけてください。名字のみをしっかりした楷書や既製品の活
字であらわしてください。地方都市などに行けば、家族全員の名前からペットの名前、
さらに電話番号まで表札やポストに書き付けてある例が見られます。ペットの名前は
微笑ましいにせよ、電話番号まで書き付けるのは非常に危険です。空き巣が留守確認
のために電話をかけるのはよくやる手口ですし、おかしな勧誘電話がかかってこない
ともかぎりません。地方でもホームセキュリティーは万全にすべきです。
老人のみの家庭では、表札に名字のみ書くのが安全です。表札に「富蔵」「ヨネ」
「たけ子」など、いかにも年寄りの名前が書き記されていれば「抵抗できません」と
言っているようなものです。同じように、女性の一人暮らしの場合も名字のみ記す
か、家族の男性名を併記するのが安全です。
マンション郵便受けの表札、女性の一人暮らしの場合は「かわいい」ものを自慢げに
掲げている例がみられますが、これも危険。一人暮らしがすぐにバレてしまいます。
とにかく、情報をもらさないようにしましょう。
しかし神経質になるあまりマンションで表札を出さなければ、宅配業者が困ってしま
います。「名字のみ」「既製品の活字」「性別不明」。これがベストです。
美的センスのある人にとって、趣味よりホームセキュリティー優先は辛いかもしれま
せん。しかし大切なのは財産、そして命です。


